近年、AIはチャットや画像生成といったデジタル領域にとどまらず、「フィジカルAI」として現実世界で動くロボットへの応用に大きな注目が集まっています。
その代表格が、先日ご紹介したオープンソースAIロボットアーム「SO-101」ですが、実は世界にはSO-101以外にも、AIを搭載することで新しい可能性を切り拓きそうなロボットが数多く存在します。
本記事では、ペット型から教育用、そしてヒューマノイドまで、AI時代に活躍が期待されるロボットたちをご紹介します。
AIBI Pocket Pet(ChatGPT搭載ペットロボット)
ポケッタブルなペット型ロボット。「ChatGPT」と連携し、会話、天気の通知、顔認識など多彩な機能を搭載。対話だけでなく、愛着を感じさせるインタラクション設計が魅力です。
https://living.ai/product/aibi-pocket/
Unitree R1(低価格な二足歩行ヒューマノイド)
約5,900ドルという比較的低価格ながら、カートホイールや高速移動といった高度な動作をこなすスリムボディの二足歩行ロボット。26の関節を搭載し、声・画像認識のマルチモーダルAIを備えています。
https://www.unitree.com/R1/
Unitree G1(高性能ヒューマノイド)
多自由度(43軸)で臨機応変な動作が可能。力位置のハイブリッド制御や精密操作が得意で、模倣学習など高度なAIアプリケーションへの応用にも適しています。
https://www.unitree.com/g1/
raspbot V2(Raspberry PiベースのAI学習ロボ)
Raspberry Piに連結することで、音声認識、画像処理、サーボ制御などを備え、ROSにも対応。プログラミングやAI学習の教育用途に最適なDIY型ロボットです。
https://www.youtube.com/watch?v=FG42MuDgjYo
PiCar-X(子ども向け自走ロボット)
Raspberry Piベースで、画像認識、ライン追跡、障害物回避などが可能。BlocklyやPythonでのプログラミングも対応し、小・中学生でも扱いやすい設計です。
https://www.youtube.com/watch?v=B2XpA38FQEw
ugo Pro(警備・受付用サービスロボ)
自律移動が可能な監視ロボット。顔認識や遠隔制御に対応し、高さ調節可能。病院やホテルなどで巡回・案内といったサービス用途に活躍します。
https://robotics.tokyo/ja/products/
Torobo(東京ロボティクス製ヒューマノイド)
人型ロボットで、力制御ハンド「Torobo Hand」や移動マニピュレータを備える。物流・監視・研究用途で汎用的な活用が期待されています。
https://robotics.tokyo/ja/products/